冷凍保存の利用のメリット
(細菌対策・劣化対策)
冷凍利用のメリットは、凍結により食品の腐敗が防止されること及び長期間の保存が可能になることです。
微生物の増殖を抑制
食品中の細菌は常温で活発に増殖、食品の成分を分解し発酵させます。食品を冷凍することで細菌の活動と増殖を抑制し、食品の腐敗を防止します。食中毒を引き起こす細菌は、一般的には、摂氏 0℃ になると活動が出来なくなるといわれています。低温に強い細菌でも摂氏 -10℃ 以下では活動が停止します。
食品の劣化防止
冷凍することで食品の劣化を防止します。劣化の原因は食品の「酸化」「乾燥」「酵素の働き」によるもので食品の品質を変化させ、食品から旨味やみずみずしさ、食感を奪います。「酸化」や「乾燥」は低温なほど進行が遅く、酵素の働きも抑制します。